ホリエモンのロケット

最近、ホリエモンこと堀江貴文氏がファウンダーになっている民間企業、インターステラテクノロジズが開発しているロケットの発射実験が北海道で行われ、失敗に終わり墜落したとのこと。打ち上げからおよそ4秒後だったらしいですね。 当事者はもとより、見物に来た人々もがっかりだったとか。

 

私も、中学生の頃、アポロ計画で人類初の月面着陸という偉業を成し遂げた時は非常に興奮したことを覚えています。そして、神秘的な宇宙のことを考えて、いろいろな科学系の書物を読みだしたのもこのころでした。

 

アポロ計画のロケット開発の中心人物であるフォンブラウン博士に触発されてロケットの本を買って読んだものだった。そのころ恒星間飛行をするためには光子ロケットが適しているとか、核爆発をその推進力とするものとか、いろいろなロケットが考案されていました。

 

そのころ、同時に興味を持ったのはアインシュタイン博士の相対性理論や量子力学でした。理解できるかどうかはともかくとして、その神秘的な魅力にとりつかれました。

 

その時間や空間、素粒子から広大な宇宙の法則、仕組みまでの謎を解き明かすべく進化し続ける現代物理学ですが、今あらためて考えるとロケットは何かを燃やしてその慣性力で飛行するものですね。

 

その何かを燃やして飛んでいくということが非常に原始的な気がしてやめてほしいと真剣に思うようになりました。勿論制御工学の最先端の理論や、技術の結晶であることはいうまでもありませんが、それならイーロンマスク氏が既に火星に人を送るべく実験を繰り返し、発射してまたもとの発射台まで戻ってこれるような高度な自動制御の技術をもってしてロケット技術の最先端をいっているではありませんか。

 

ホリエモンは宇宙旅行を民間でとか言っていますが、現状できる範囲でちまちましたロケット遊びをしているようにしか思えません。どうせなら、もう何かを燃やして飛ばすのではなく違う技術を開発してほしいものです。「俺は好きなことをやっているんだから、やりたいならお前やれよ」と言われそうですが。

フリーエネルギーのこと(その1)

ホリエモンロケットのことを書きましたが、当時、同時並行して中学生のころ心を揺さぶられた記事に出会ったことを書きたいと思います。

 

発端は、「中学生時代」とか「中学生コース」、「中?時代」「中?コース」だったかうろ覚えですが、確か中学生全学年それぞれの月刊誌があって、定期テスト向けの記事やニュースなどいろいろ読み物や付録があり毎月買っていました。

 

その中で、見出しが「1000人乗りの空飛ぶ円盤が月に向かう」とかそんな記事が目に飛び込んできました。ロケットはもとよりUFOにも関心が高かったので、真剣に読み進めると、イギリス人のジョン・サールという電気技師がモーティマー村という地で、開発、作成している空飛ぶ円盤が来年にも1000人乗せて月旅行に向かう的なことが書いてありました。

 

掲載されていたテスト飛行の写真ではサール氏と仲間の開発者の頭上に正に空飛ぶ円盤が浮かんでいて、わくわくしたことを覚えています。

 

1000人が月旅行できることよりも、その推進原理に非常に興味をいだいた私は絶対に将来は電気工学あるいは電子工学を勉強してその動力を理解したいと考えるようになりました。

 

なんでもサール氏はミドランズ電気会社というところに勤めていて、独自の変わった発電方式をテストしているときに発電機自体が上昇し始め、何の給電もなしに彼方へ飛び去ってしまったとのことです。

 

ここからサール氏の試作機の開発が始まったということです。勿論、私のライフワークの始まりとも言えます。

フリーエネルギー(その2)

フリーエネルギー(その1)の続きです。私事ですが、大学では電子工学科を選び、就職先は某電機メーカーでした。そこからは全く空飛ぶ円盤とは無関係の生活でしたが、定年退職を迎える少し前、ある本を書店で偶然見かけライフワークを思い出しました。その本は「フリーエネルギー、UFO、第3起電力で世界は大激変する」井出 治著。

 

この本は船井総研の故船井幸雄氏の推薦もあり、この手の本にしてはかなりの部数が売れたそうです。いろいろな人が興味を持ち、実際にテスト回路を作成して実験したりしていますが、いわゆる入力よりも出力が上回るオーバーユニティの現象は確認されていません。

 

井出氏は立命館大学理工学部電気工学科を卒業後、ふとしたことから清家新一氏をその著作「超相対性理論」で知り、宇和島にある清家氏の重力研究所を訪ね自身も清家氏の提唱する重力直接発電機を試作し研究を共にしていた時期がありました。

 

その試作機を見たタクマというメーカーの技術者が井出氏を訪ねてきてから井出氏の長いフリーエネルギー発電機の研究が始まりました。

 

この時期、今思えば私もわからないながら「超相対性理論」を手にしていたのですが、井出氏はそれを本気で生業とする肚のすわった人でした。まさに「半端ない」人です。

 

ちなみに清家新一氏は故人ですが、イギリスのサール氏の理論も清家氏自身の理論も、次でお伝えするエマモーターの理論も根幹は同一であるとの見解でした。

 

井出氏はその後、アメリカへ渡り、エドウィングレイという人が創業したイブグレイ社の「エマモーター」という永久発電機を研究することになります。永久機関?そんなものは存在しない、バカなと思う人がほとんどだと思いますが、そのもとにはエネルギー保存の法則が未だ破られる事実に直面していないからということですね。

 

この話は長くなりますから割愛しますが、まさに今までの登場人物はそのタブーを犯すいわゆる色ものエセ科学者と揶揄されることも多々あることは事実です。

 

戻りますが、この時、当時日本テレビのプロデューサーでUFO番組の立役者だった矢追純一氏がビデオカメラやフィルムを渡し、撮影を助言しとにかく無駄になってもいいからフィルムを回して撮ってくることを提言しました。

 

フリーエネルギー(その3)

井出氏はその後、再度エマモーターの研究のために渡米するのですが、イブグレイ社は既になく、技術者であったハッケンバーガー氏に会うことができ、その技術のエッセンスともいうべき静的なオーバーユニティのマシンを見せてもらったとのことです。それは交流発電機を作り天才の名を欲しいままにした二コラ・テスラの技術を源にもつものだということだそうです。

 

井出氏はエドウィングレイ氏の開発したエマモーターの資料、勿論設計図とかではなく、撮影したフィルムや自身の見てきた生のデータをもとに研究を始め、初動のエネルギーを与えれば入力がなくても永久にモーターを回転し続け発電する発電機、つまりエマモーターと同じものを作ることを目指しました。氏によれば超効率インバーターと称しています。

 

氏の発見したとされる第3の起電力はアメリカの応用物理学会でも論文として正式に認められたということです。氏はその前に米国電気電子学会(IEEE)に論文を提出しますが、認められず某大学の重鎮から助言を受け、応用物理学会へ提出したということです。そしてNASAからの要請で確かメリーランド州立大学での講演も行ったということです。

 

様々な紆余曲折、実験を繰り返し最終的には可動部分のない静的な発電機を開発しました。勿論1を入力して2以上の出力が検出される、言い換えれば増えた出力分の一部ををフィードバックし、初動後は無入力で発電できる永久発電機です。

 

名前は「デゴイチ」。著書にはこのマシンのデータが記述されていますが、通常のコイルを使用しても1.2倍程度のいわゆるオーバーユニティが観測できるものがあり、こんなに複雑な磁気コイルの形状は必要ないのではと思いました。ちなみに氏のデゴイチは4倍程度が実現されたとのことです。

 

色々な人がオーバーユニティを観測したという人がいますが、私の興味がわいた例は、最初にお話ししたサール氏の発電機(空飛ぶ円盤)と、大学を退官したスティーブン・E・ジョーンズ博士の作成したブロッキング発振器の変化バージョンと、ある研究者がLとCの発振回路の過渡現象で、その一般解の中からオーバーユニティが実現可能な解を発見したという事例です。

 

どの研究でもLC回路の過渡現象にその根幹があるようで、二コラ・テスラの研究がもとになっているという意見も頷けます。自分もいろいろこれまでに得た知識と実験結果をもとに試験機を作成したみたいのですが、一つ分かったことで残念なことは先述した過渡現象の一般解からオーバーユニティの可能性のある理論を提唱した人の解いた微分方程式の解に間違いを見つけたことです。再度確認をしようとは思っていますが。

 

それはそうと、井出氏は現在どうしているのでしょうか。ネットでも以前のYouチューブの動画が出ているのみで音沙汰がありませんん。私の生きているうちに装置の完成と表舞台への登場をお願いしますよと祈る日々です。真実を知りたい、ただそれだけです。あるのかないのか?

 

会社からの帰宅途中、沈みがちな心でふと宙に浮かぶ月を見ると、やっぱりあり得るよなと原点にかえる日々が続いています。

生命活動の予感とAI進化の危機感

最近読んだ本の中で大変感銘を受けた本が「数学する身体」森田真生著です。数学の発祥から始まり独自の視点(私見ですが)で語られているものです。その中での「人工進化」について事例をあげて述べている章があります。「人工進化の研究の中でも少し変わったもの・・・・」で始まるこの例はイギリスの「進化電子工学」を掲げています。

 

人工進化とか進化電子工学などの詳細は別の書物に委ねますが、何が面白かったのか、興味深かったのかについて述べたいと思います。この事例では「異なる音程の二つのブザーを聞き分けるチップを作ること」をFPGAというプログラム可能な集積回路を使ってチップを進化させて目的のチップを完成させるというものです。

 

勿論人間が設計するわけではなく自動で学習して論理回路を完成させていくものですからその進化の結果人間が設計する論理回路と同じものが期待されるわけですが、この場合は違いました。

 

本来通常に人間が設計すると論理回路ですからどうしても必要なチップ数というものは限定されます。しかし、この進化の結果出来上がった論理回路はかなり下回る論理チップ数で構成されていたそうです。通常ではそのチップ数では目的の機能は実現できない。しかし出来ている不思議。

 

詳細にこれを調査した結果、他の論理ブロックとは独立した論理回路が、通常設計エンジニアが嫌がる発生する漏洩ノイズ(不要な磁束など)を生かして目的の機能を実現していたということです。また、この不要とも思える論理回路をとってしまうと機能しないことが確認されたとのことです。

 

これにはびっくりしました。普通に論理的に考えると絶対にできない設計、それを初期に与えられたプログラムが進化させながら論理の枠を超えて実現、しかも通常設計の必要論理チップ数をかなり下回るチップ数で実現したというのは何か無機質なプログラムとか回路からの意思を感じてしまいます。まさに生命活動を感じさせる記事でした。

 

イーロンマスク氏など、AI発達に対する危機感を提唱していますが、今回のこの研究は人間が計りしれない発達を遂げる可能性を示唆した、まさにシリコン生命体の脅威を垣間見る事例だと思います。人型ロボットのアンドロイドがバク転をしたり、急速な自動制御の発達を見るにつれ、今回の事例はある意味さらに危機感をつのらせるレポートだと思います。